骨付きの豚のアバラ肉(カルビ)をカットし、しょうゆベースのたれで味付けした焼肉です。焼いたお肉をサンチュやエゴマの葉の上に置き、キムチなどと包んで食べます。サムギョプサルと同様に、庶民的な焼肉料理として親しまれています。
一般的な材料
・豚肉 {バラブロックかソテー用}
・サンチュ
・エゴマ
・にんにく
・コチュジャン
・テンジャン(味噌)
・ごま油
デジカルビの作り方
①豚肉はバラブロックの場合は5mmの厚さに前もって切っておき、サンチュは洗い、にんにくはスライスしておきます。
②たれを作ります。
テンジャン(韓国の味噌、なければ普通の味噌でも大丈夫)にコチュジャンを混ぜます。この時ごま油を少したらして混ぜます。また、好みで唐辛子粉を入れても良いです。
③肉を焼きます。ソテー用は一度表面を焼いた後、はさみで一口大に切ります。
バラブロックは前もって切ってあるのでそのまま焼きます。
④サンチュに焼いた肉とスライスしたにんにく、たれを入れ、巻いて食べます。
デジカルビとは
豚のカルビ(骨付きバラ肉=スペアリブ)を鉄板、網などで焼いたもので、「テジ」は豚、「カルビ」は肋骨及びそのまわりの肉のことを表します。「テジカルビクイ」と呼ばれることもあります。
ぶつ切りにした豚のカルビを、醤油、コチュジャン、砂糖、酒、唐辛子、ニンニク、ショウガなどを混ぜ合わせた調味ダレに漬け込み、鉄板や網で焼きます。焼けた肉はそのまま食べても、またはサンチュ、エゴマなどの葉野菜で包んで食べても美味しいです。骨のまわりの肉が特に美味しいので、最後は手に持って直接食べるのがオススメです。
韓国では、テジカルビの専門店も存在しますが、サムギョプサル(豚のバラ肉)やモクサル(豚の首肉)など、他の部位とともに売られる場合も多く、また牛肉部位と併せてメニューに載せている店も多いです。牛のカルビに比べ値段が安く、気軽に食べられる点でも人気が高い料理です。しかし、豚肉というコレステロールのことを心配する人が多いのですが、実は豚肉は他の肉では摂取しにくい栄養素をたくさん含んでいます。脂肪酸、ビタミンFは脳疾患を抑制し、脳の活動を促進してくれ、さらにアミノ酸、ビタミンB1は牛肉の10倍にもなります。その上、豚肉特有の柔らかい肉質は消化機能が弱い人にとってもよく、リンやカリウムなど各種ミネラルが豊富で、育ち盛りの子どもが食べるのにも最適な食べ物なのです。