韓国食品スーパー「韓国広場」の歴史

新宿、靖国通りに面しているスーパー「韓国広場」は、150坪もの広い店内に、肉、魚介類、野菜、果物の生鮮食品をはじめ、酒類、キムチ、ノリ、お菓子、お茶、インスタントラーメン、など3000種類以上の韓国食材が並んでいます。ほとんどが韓国からの直輸入で、生の高麗人参やエゴマの葉など、日本ではあまり見かけない食材も多くあります。JR山手線新大久保駅より徒歩10分、西武新宿線西武新宿駅北口より徒歩5分、東京メトロ・都営新宿線東新宿駅より徒歩5分と立地も良く、年中無休・24時間営業なので、気軽にいつでも行くことが出来ます。


社長の金根熙さんは、1985年に留学生として日本に来ました。ニューカマーとしてやってきた彼は、当時の在日韓国人(オールドタイマー)経営の食堂などに、“韓国”を象徴したものが一切見つからないことに驚きました。それはまるで、韓国に対して誇りを持って向き合うことの出来ずに苦悩をしているように見えたそうです。


そこから、身近なところから日韓の交流をすすめなければならないと、韓国に関する生活文化全般を紹介するお店作りを決意します。そして1993 年 に、日本人に馴染みが薄い韓国生活文化を広く紹介するために、韓国食品スーパー「ジャント ( 市場の意味 ) 」を東京の日暮里に開店します。これは「生活文化を共有する時、初めてお互いに心の扉を開いて友人になることが出来る」という考えから設立したものです。 1 年後に、新宿の職安通りに 2 号店スーパーマーケット「韓国市場」を開店します。


その後、「売れる品物より売らなければならない品物」すなわち「韓国そのまま」を売るという信念で努力した結果、日本のマスコミの関心をひくようになり、日本での韓国食文化の情報発信基地の役割を果たすこととなりました。現在、韓国食品スーパー「韓国市場」の 1 日の利用客は 約2500 人で、系列の通信販売では日本全国に毎日約 200 件も宅配されています。注目すべき点は、スーパー利用客の半数以上、また通信販売利用客のほとんどが日本人であるということです。今や「韓国市場」は日本人にも、韓国人にもかかせない存在となりました。

2011/08/19 14:07 入力




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