マッコリ通信vol.25 「ポカが行く!vol.4」
韓国に初めて訪れてから10年。
韓国の文化に触れて10年。
韓国の人々と出逢って酒を呑み交わして10年。
てことは、マッコリと出逢って10年という年月を経てきたということになります。
本当にあっという間ですね。
マッコリに出逢えてよかった。
人を幸せにするマッコリ。
マッコリを囲んで沢山の素晴らしい方々との出逢いがありました。
ビールに始まりマッコリに終わる。
誰が言ったかわかりませんが、、
誰も言ってなかったとしたら
僕が言いだしっぺでしょうか。
そんな会を何回重ねたかわかりません。
今回は、俺流のマッコリの呑み方なんぞを振り返ってみたいと思います。
出逢いは、甕に入ってるマッコリでした。
と言いたいところですが、
『やかん』に入ってるマッコリでした。
韓国に住み始めた頃、右も左もわからないうちにホンデという街に行ったときのことです。
韓国で知り合った友達にマッコリが美味しいと言われるお店に連れて行ってもらったんです。
マッコリを注文すると『やかん』がドンと置かれました。
これが、マッコリ!?
『やかん』から、マッコリが出てくる衝撃ったらなかったですね。
しかも、デコボコの『やかん』に小学校の頃、給食に出てきてた器と同じような器でマッコリを呑む。
楽しさのあまり、何杯でもいけちゃう感じ、美味しさのあまり何杯でもいけちゃう感じ、結果ベロンベロン。
この時から、『やかん』は、もはやお湯を沸かすものではなく、マッコリを入れるものという認識になってしまったぐらいです。
もちろん、甕も素晴らしいことに違いがないのですが、『やかん』で知ってしまったばっかりに、マッコリ=『やかん』という図式が出来上がりました。
実際の呑み方というと、左手を添えて、お酒を注いだり、受けたりするのは、韓国の礼儀なのでよく見かけますが、僕も韓国へ住んでいたときの癖が抜けず、日本人とお酒を飲み交わすときも、ついつい左手を添えてしまいます。
で、お気に入りの呑み方がコレです。
人差し指を引っ掛けて呑むんです。
(自分は、左利きなので、左手ですみません。韓国では、右手で何事も行うことが正しい礼儀とされることが多いので)
韓国で知り合ったヒョンが、この呑み方をしてたんです。
なんかカッコええなぁ思て、それ以来マッコリを呑むときは、この呑み方です。
『郷に入れば郷に従え』
と言いますもんね。
思えば、福岡に住んだときに芋焼酎を覚えたんですけど、その当時博多華丸大吉さんによく呑みに連れて行ってもらってたんです。
とにかく芋焼酎ばかり呑んでました。芋焼酎のグラスに氷をてんこ盛りに入れて、芋焼酎を並々注いで呑む。そして、そのてんこ盛りの氷をマドラーのように中指で回しながら、かき混ぜる。
その姿が、めっちゃカッコええ!!と思っていまだにその呑み方で呑んでます。
僕は、マッコリに負けず劣らず黒霧島が大好きですが、黒霧ロックはたまらなく美味しいんですよね。黒霧島が氷と馴染んでいくと更に美味しさが増すんです。
そういえばマッコリも同じですね。
器にマッコリを注いだ後、氷を1、2個入れて呑むと美味しいですもんね。
そして、黒霧島と同じくグラスに氷をてんこ盛りに入れて、マッコリを呑んで、中指を回しながら、かき混ぜるとこれまた美味い。
これが、俺流のマッコリの呑み方です。
皆さんのマッコリの呑み方も 様々あると思いますが、より美味しい呑み方の発見ができると美味しさが100倍返し!!コレにさらに美味しい韓国料理、良きチングが加わると怖いものなし!?
※なお、本稿に関するご意見やお問い合わせ等は下記までご連絡ください。
「マッコリ協会事務局」:makkorikyoukai@yahoo.co.jp
<プロフィール>
チング・ポカ
2003年お笑いコンビ チング結成。2004年から韓国に住んで大学路にある劇場で、毎日韓国の芸人たちと共に韓国語でネタを披露し、腕を磨く。その後日本に戻り、より韓国に近いからという理由で福岡で2年間活動。福岡では、RKB『今日感テレビ』のレギュラーなどテレビ出演多数。2010年チング解散後、芝居の魅力に惹かれ数多くの舞台に出演、日本と韓国を行ったりしながら、日韓の架け橋になるべく精力的に活動している。
現マッコリ広報大使。
マッコリ広報大使チング・ポカさんブログ:http://ching-poca.laff.jp/
Twitter:https://twitter.com/swallow36
2014/02/21 11:00 入力