「新大久保ドラマ&映画祭」開幕式 オフィシャルリポート
新大久保K-STAGE O!での記者会見終了後、東京・四谷にある駐日韓国大使館 韓国文化院2Fのハンマダンホールにて「新大久保ドラマ&映画祭」の開幕式が行われた。オープニングは本イベント公式応援サポーターである「BIGSTAR」と「G.I.」がステージに登場。ノリの良いK-POPミュージックで、開幕式を華やかに盛り上げた。
続いては今回上映される作品の紹介。しかしここに通常の映画祭とは違う仕掛けが。「新大久保ドラマ&映画祭」は皆で作り上げる手作りの映画祭という趣旨のもと、一般公募の人々が1作ずつ上映作品を紹介。韓国ドラマや映画に対する愛情や、熱い想いを込めたファン目線から、各作品をプレゼンテーションした。
<;b>;「新大久保ドラマ&映画祭」実行委員長団 代表委員長 李 承珉(イ・スンミン)氏による開幕宣言<;/b>;
「実行委員長団 代表委員長の李 承珉と申します。本イベントは新大久保地域の再活性化、日韓関係の改善、そして多文化共生の街づくりのために企画しました。1人でも多くの日本の方が韓国ドラマや映画を通じて、韓国人や韓国文化を理解できれば日本との親善につながると信じています。多くのボランティアが1年以上、努力をしながら準備してきたイベントがついに開幕します。10日間、最後まで応援お願いします。ありがとうございました」
<;b>;駐日本国大韓民国 特命全権大使 李丙琪(イ・ビョンギ)氏からの激励の言葉<;/b>;
<駐日本国大韓民国 経済行使 洪東昊(ホン・ドンホ)氏の代読>
「本日から『新大久保ドラマ&映画祭』が開催されることをお祝い申し上げ、またお忙しい中出席くださいました内外のご来賓の皆さまにも感謝の意を表したいと思います。先ほどご紹介があったように、今回のイベントでは『王になった男』や『ベルリンファイル』など、韓流の魅力を感じ取れるドラマや映画を厳選して上映します。ドラマと映画は、他のどんな手段よりも韓国の人々の生活様式や価値観、文化を直接読み説くことのできる手段だと思われます。この点から見ても、今回のイベントが韓国文化に対する関心と理解を高めるきっかけになればと期待しています。
今回のイベントをきっかけに両国の文化に対する相互理解を高め、草の根の交流を広げていくことが、現在の両国の政治的困難を緩和する一助になればと願っています。特に本日は、昼と夜の長さが同じになる春分の日です。今までの寒く長かった冬が終わり、徐々に昼の長さが長くなり温かい春を迎えるかのように、韓日関係も現在の困難な時期を賢く乗り越え、よりいっそう成熟した関係へ発展していくことを願っています。今回のイベントは、韓流の発祥地であり、韓日交流のシンボルとなった新大久保で開催されるのが特徴です。これは、きわめて意義深い試みではないかと考えています。このイベントを通して、新大久保が韓国文化を発信する文化の中心地として、新たな発展ができるよう願っております。
さらに今回のイベントのテーマは“共に生きる”です。この言葉が示すように、今後の新大久保がお互いの文化を知ると共に、尊重し合える、真の意味での多文化共生の場として発展していくことを期待しています。韓国と日本には“千里の道は一歩から”ということわざがあります。今回初めて開催される『新大久保ドラマ&映画祭』の成功を願うと共に、今後はレッドカーペットを敷いて、多くの映画人が出席するイベントに発展することを祈念しています。
最後に、このイベントを準備するために長い間ご尽力くださった実行委員長団 代表委員長 李 承珉さまと、実行委員会など関係者の皆さまに格別な感謝の意を表すると共に、この場にいらっしゃる皆さますべてのご家庭にご健康と幸せが満ちあふれますよう、お祈りいたします」
<;b>;新宿区長 中山弘子氏からの祝辞<;/b>;
「このたびは『新大久保ドラマ&映画祭』の開幕式にお招きくださり、誠にありがとうございます。このイベントの開催に当たり、実行委員長団 代表委員長 李 承珉さまを始めとする実行委員会の皆様と関係者の皆様へ敬意を表すると共に、開幕を心よりお慶び申し上げます。新宿の街は、古くから国の内外から訪れる人々が交流して賑わいを創出しています。新たな文化や産業を創造し、発展してきたと歴史を持った街でもあります。現在の新宿区には戸籍数で数えると110か国以上の国の方々がお住まいで、人口で3万4000人以上の外国人の方々が暮らしております。中でも大久保地域には韓国の方が多くお住まいで、中国、タイ、フィリピン、ネパールなどアジア諸国や地域の方々が暮らしています。いろいろな国の料理や文化を楽しめる、とても賑やかな街であることを、うれしく思っております。
このイベントのテーマは“共に生きる”だと伺いました。多文化共生の街づくりを進める新宿区も思いは同じです。なぜなら新宿区は外国の方々が多く住まうことを前向きな特徴だととらえ、多様な国籍の人々がお互いの文化や暮らしを理解し合いながら暮らせる街づくりを進めているからです。
ぜひこのイベントが大久保地域の活性化と新たな魅力の発信につながると共に、イベントを観に訪れた皆さんと地域の皆さんとの交流の中から、新たな賑わいや文化交流が生まれればと願っています。このように草の根から人々がつながれば、世界平和やお互いの発展に貢献できると思っております。皆さま、どうかこのイベントをを多くの方々に広めて、多くの方が訪れるように力を尽くしましょう」
↑「新大久保ドラマ&映画祭」広報大使キム・シフ
<;b>;「新大久保ドラマ&映画祭」広報大使 キム・シフの舞台挨拶<;/b>;
「こんにちは。『新大久保ドラマ&映画祭』の広報大使キム・シフです。初めまして。お忙しい中、たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございます。日韓交流のシンボルである新大久保で、このイベントが開催されたことをとてもうれしく思っています。今回のイベントではさまざまなドラマや映画が上映されます。ぜひ楽しみながらご覧になって、韓国に対する愛情と関心を深めてもらえるとうれしいです。たくさんの方に来ていただくことで、韓国の文化に触れる機会が増えればいいなと思っております。ぜひ楽しんでもらえるると幸いです。最後に、本日は多くの方に来場していただき、たいへんありがとうございました」
↑俳優イム・ジギュ
<;b>;「新大久保ドラマ&映画祭」オープニング作品『愛のバトン』主演俳優、イム・ジギュの舞台挨拶<;/b>;
「こんにちは! 初めまして。私は韓国から来た俳優イム・ジギュと申します(ここまで日本語)。今回のオープニング作品に選ばれた『愛のバトン』は多くの方々に支えられて制作された映画です。多くの方々からいただいた愛をさらに大勢の皆さんへ、また今日この場に集まっている皆さまへと伝える映画でもあります。感動と笑い、そして回復のある映画です。韓国公開時の原題は『完全に大切な愛』でしたが、今回のために日本語タイトルを『愛のバトン』に変えました。この題名が示すように、韓流に関心のある皆さんへ愛を捧げる映画に仕上がっているのではと思っております。今は日韓関係がちょっと冷え込んでいる気がしますが、このイベントと『愛のバトン』という映画が、両国の関係を回復し愛を伝える小さな種になればと願っています。開催期間中は、愛がずっと満ち溢れたらいいなと思っています」
この後「新大久保ドラマ&映画祭」関連イベントである記念展示会「韓国作家4人展」の紹介と、今年11月上映予定の映画「東京~ここは、硝子の街~」で主演を務めた韓国俳優JKからの応援メッセージが伝えられ、ラストは「BIGSTAR」と「G.I」、今回が初来日となる「M.I.K」のミニライヴ。大歓声が飛び交う中、熱いステージを披露しして、開幕式は大盛況のうちに幕を閉じた。
↓公演を行った「M.I.K」、「G.I」、「BIGSTAR」(左側から)
【新大久保ドラマ&映画祭 公式サイト】http://shinokubo-dramafilm.com/
【facebook】https://www.facebook.com/shinokubodramafilm
【Twitter】https://twitter.com/dramafim
【mixi】http://page.mixi.jp/view_page.pl?page_id=309839&;from=r_navi
2014/03/28 9:10: 入力