韓国伝統餅が買える！　「チョンノ福餅」

新大久保の大久保通りと職安通りとつなぐ路地にある、鐘路ホットクの横と、職安通りのドンキホーテの手前に韓国餅が売られているのを見かけたことがある方が多いのではないでしょうか？　この二つの店は同じ「鐘路福餅」という系列のお店です。

韓国には「餅菓子」という表現はなく、お餅という意味の韓国語「トッ」と言います。売られている餅は、茹で餅、蒸し餅、焼き餅、つき餅、現代風にアレンジされた餅があります。

見た目も味も様々で、地方ごとにも作り方が違い、その種類は200以上もあります。もち米やうるち米を使った料理や餅菓子から、餅と言うより蒸しパンに近いものまで幅広くあります。

餅を使った有名な韓国料理といえば、｢トッポキ｣です。韓国では国民から愛される人気メニューで、最近では新大久保の屋台でも大人気です。甘いお餅も、あんこが入っているもの、きなこがかかっているもの、ナッツやドライフルーツを包んだものなどと種類豊富です。

韓国では昔、お餅は特別な日の御馳走で、お祝いにかかせない食べ物でした。先祖の祭祀（チェサ）、結婚式や還暦祝い、トル(1歳の誕生祝い)の日などに近所の人に配っていました。少し前まではちょっとした祝い事や、来客のときにと気軽に作られていましたが、現在はその習慣が薄れてきたようです。しかし餅人気はいまだに健在で、韓国ではデパートで買うことができますし、鍾路駅には40年も歴史がある、餅通りと呼ばれる餅専門店が並んでいる通りもあります。最近では作りたての餅を食べられる餅カフェや、韓国餅を取り扱っているカフェなんかも人気があるそうです。

2011/09/05 11:09 入力