トッポギには、辛いけど病みつきになる美味さがある
十年以上前から新大久保を食べ歩いています。韓国に留学していた友人にすすめられて以来、心を奪われています。それまでは、正直に言って韓国文化に興味はありませんでした。日本と良く似た文化習慣ですから、それほど強く惹かれることはなかったのです。しかし、一度胃袋をつかまれてしまうと、離れるに離れられなくなるのは本当のようです。
韓国料理の美味い店に入ったが最後、その味覚から逃れることが出来なくなってしまいました。韓国の料理は辛いので有名です。唐辛子を使った料理も多いです。ですが、全ての料理が辛いと思うのは間違いです。チヂミなどは、素材の持ち味を良く生かした韓国風のお好み焼きです。他にも、多くの舌を満足させてくれる食事が目白押しです。トッポギを食べてみて下さい。辛いですが美味いです。細長く切った餅が入っていて、辛さとのマッチングが何とも言えません。辛くないトッポギもあるようで、お店の人に訊いてみると分かります。トッポギは鍋にしてもよく、多くの人と一つのテーブルを囲んで食べるのも一興です。
新大久保にある韓国レストランは、どこも入りやすくて接客も悪くありません。屋台も良く見かけます。有名な屋台がありますが、ここでは名を伏せておきます。新大久保ホットク屋台で検索すれば必ずヒットします。新大久保に数ある韓国料理店の中でも、私の一押しの美味しい店があります。残念ながら、一つではありません。両手に数えても余りあるほど存在します。そこで、今回は一番よく行くお店を紹介することにしました。名前を出すと不公平になってしまうので、いくつかのヒントを並べてみます。
第一のヒントは「地下」です。これだけでも知っている人は知っているのですが、出血大サービスで後二つほどあげてみます。二番目のヒントは「床」です。このレストランでは椅子に座らずに床に座ってご飯を食べます。まるで韓国本国で食事をするような感じです。最後のヒントは「店員」さんです。サムギョプサルを注文すると、最初から最後まで調理してくれます。これがまたほっぺたが落ちるくらいに旨いです。もう一つだけ、清水の舞台から飛び降りたつもりでヒントを差し上げましょう。お店の頭文字は、カタカナの「ハ」で始まります。
おいしいお店は沢山あります。しかしながら、気分も良くて雰囲気に馴染めるお店はそう多くはありません。例え美食家がすすめていても、何かの理由でその店が自分に合わなければ、料理も台無しになってしまいます。紹介されて行くのも方法ですが、自身の足と舌で探してみるのが一番確実です。旨い物に近道無しと言ったかどうかは知りませんが、食べ歩くのは楽しいことです。新大久保でおいしいお店を、ぜひ探し出してみて下さい。美味さてんこ盛りです。
2014/07/18 15:51 入力