中華風韓国料理「チャジャンミョン」

「チャジャンミョン」とは、韓国ドラマファンなら一度は目にしたことのある「黒い麺」のことです。新大久保にも、ジャジャンミョン屋さんがあります。
中華料理にルーツがあり、韓国でも中華料理として認識されていて、日本のジャージャー麺ともまた異なります。主に中華料理屋で食べられるメニューで、店から近い場所には出前も行っている場合が多く、韓国では出前の代名詞とも言われています。新大久保のお店でも出前を行っています。また、安くて美味しいので子供からお年寄りにまで愛される韓国を代表する麺料理です。


チャジャンミョンとは？　
「チャジャン」とは味噌を炒めるという中国語で、漢字では「炸醤」と書き、「ミョン」は麺です。漢字では「炸醤麺」と表記されます。
豚肉、タマネギなどを、チュンジャン（春醤）と呼ばれる黒い味噌と炒め、水溶き片栗粉でとろみをつけて麺にかけたものです。食べる際は麺と味噌がよくからむように、両手に箸を1本ずつ持って麺の両端から差し込み、持ち上げてかき混ぜます。薬味として唐辛子の粉をお好みでかけて食べます。

チャジャンミョンの種類は材料や作り方によって種類が分かれます。


チャジャンミョン…定番のチャジャンミョンです。たまねぎ、にんにく、生姜などを細かく刻んで炒め、チャンジャン（黒味噌）でさらに炒めた黒っぽいソースが丼に入った麺の上にかかって出てきます。


カンチャジャン…チュンジャン（黒味噌）に水とでん粉をいれずに、油で炒めたもので、ふつうのチャジャンミョンよりも油っこくタマネギが多いです。麺とソースが別々に出てくるので、自分でかけて食べます。チャジャンミョンより少し値段が高いです。


サムソンチャジャン…ヘムル(海鮮)チャジャンとも呼び、下茹でした豚肉、エビ、イカ、ナマコの三つの海鮮が乗ったものです。カンチャジャンより少し高いです。

ユモチャジャン…中華料理屋さんによって、ユニまたはユミチャジャンとも言われ、玉ねぎと豚肉を細かくみじん切りにして味噌と混ぜるもの。味はカンチャジャンに似ています。


ポックムチャジャン…チャジャンミョンを麺ごと炒めたもので、定番メニューではないので見つけたらぜひ食べたい一品です。

韓国料理店ではキムチなどのおかずが小皿に盛られて出てきますが、チャジャンミョンは元が中華料理なため、食べやすい大きさに切った生の玉ねぎとチュンジャン（黒味噌）、たくわんが出てきます。

2011/10/11 10:28 入力