新大久保で食べる韓国式のおかず「パンチャン」

新大久保は、コリアタウンとして全国的に有名です。本場の韓国料理を食べたいのなら新大久保で食べるのがおススメです。韓国料理といえば、チャプチェやサムギョプサルサムゲタンも有名ですが、パンチャンや豆もやし（ナムル）もおすすめです。パンチャンとは韓国語でおかず・副食という意味です。韓国の食卓では、白米や五穀米などのご飯と、メインとなるスープが基本となり、キムチや豆もやし（ナムル）に加え、煮物、蒸し物、炒め物、焼き物などの数種類のおかずが一つ一つの皿に盛りつけられます。五行思想に基づいた五味五色を取り入れバランスよく配置されるのです。


↑お店で出てくるパンチャンの例

パンチャンとして料理される食材は、季節に合わせた野菜や山菜、海産物や肉類などさまざまです。そして、韓国の食堂ではパンチャンはおかわりが無料です。新大久保のコリアタウンにある本格韓国料理では、そのパンチャンの種類がとても豊富で、一度に数種類のパンチャンを楽しめるお店が多いです。手頃な価格でたくさんの韓国料理を食べたいのなら、ランチや夜のコースでパンチャンを頼むといいでしょう。お店によって出てくる品数や種類は異なるので、お店に行く前にどんなものがあるのかインターネットなどで情報を収集して、どのお店が自分の好みのパンチャンを出してくれるのか、コストパフォーマンスがいいのかなどを比較して、新大久保に繰り出すのが良いでしょう。

そして、新大久保の韓国料理のお店の中には、パンチャンをメニューとしてではなく、本場の流儀にのっとり「お通し」の感覚で数種類出てくるところもあります。当然無料です。そして、たいていキムチがこの中に入っているので、本場韓国のキムチをただで味わえるのです。そして、韓国のお店のようにおかわりも自由というなんともお得なお店もあります。

韓国ではパンチャンの数と味でその家の主婦の腕前が分かるといわれているくらいなのです。家族の健康のために素材を選び、手間と時間をかけた料理でもあり、急な来客にが来ても、すぐに食事の支度が整い、もてなすことができるように保存も出来るそうです。そんな韓国の家庭料理であり、来客をもてなす料理でもあるものを新大久保に来れば、日本に居ながらにして味わえるのです。

新大久保で食べる韓国料理は、味だけでなく、その流儀も韓国にならったお店が多いです。さすが、コリアタウンといわれる場所であるといえるでしょう。その他にも、韓国の調味料や食材を扱っているお店も豊富にあるので、自分でチャレンジすることもできます。韓国料理を食べるのも作るのも新大久保ほど適した場所はなかなかないでしょう。

2014/12/03 16:06 入力