新大久保で買う、おすすめのお土産
韓流と言われて、はや10年が過ぎた。冬のソナタが日本で放送されてから12年が経ちました。韓国料理は日本でもすっかり馴染みのあるものになりました。サムゲタンや、ビビンバ、チヂミ、サムギョプサル……などなど、韓国ドラマやアイドルに詳しい人でなくても、韓国料理のメニューなら、すぐに思い浮かべることができるでしょう。
サムゲタンやチヂミは居酒屋でも食べられます。チヂミはビールによく合いますし、お酒を飲んだあとの胃に、あたたかいサムゲタンのスープはやさしく、適度な塩味とスープを含んだお米は、お酒の〆に最高です。スンドゥブはキムチ鍋として広まり、一般家庭でも食卓にのぼるようになりました。『キムチ鍋のもと』として市販の鍋用スープが売り出されていますし、ビビンバはお弁当屋さんのメニューとしても定着しました。
サムギョプサルの専門店も、ちょっと大きな繁華街に行けば、目にするようになりました。それまで、焼肉といえば牛肉、カルビやハラミ一辺倒だった日本の焼肉文化を、サムギョプサルは厚めに切った豚肉の旨みや、独特の味噌をつかった味付けと共に一変させてしまいました。また、作家で演出家の松尾スズキさんのエッセイには、東京都文京区の湯島で犬料理を食べたというエピソードが紹介されていますので、思っている以上にさまざまな種類の韓国料理が日本でも食べられているのでしょう。
↑写真はイメージです。「白菜キムチ」
しかし、なんと言ってもいちばん馴染みがある韓国料理はキムチです。住宅街の一角にある、ごく普通のスーパーマーケットでも数多くの種類が並んでいます。とはいえ、そのほとんどは白菜を材料としていて、大根を使用したカクテキやきゅうりを使ったオイキムチでさえあまり見かけません。そこで、せっかく新大久保を訪れたのなら、お土産にキムチはいかがでしょうか。
日本随一のコリアンタウン、新大久保には、専門店がたくさんあります。取り扱っているキムチの種類ももちろん豊富に取り揃えられています。山芋や生姜、牛蒡や蓮根などの和の食材から、トマトやセロリといった洋風の食材、山くらげという珍しい食材もありますし、以外な組合わせとしては梅干なんて言うのもまであります。異なる材料を使うことで、それぞれの食感が楽しめますし、漬け込み、発酵させてあるので、それぞれの食材の旨みと独特の味付けがよく混じり合い、一口にキムチといっても多彩な味が楽しめます。なんと言っても新大久保で買うキムチの味は、やはり一味違います。
韓流ドラマや、アイドルのグッズを取り扱うお店や、韓国コスメの専門店など、新大久保には魅力的なお店がたくさんあります。そんな新大久保で一日遊んだ帰りには、どうぞ、キムチの種類が豊富な専門店にも、立ち寄ってみてください。
2016/04/06 16:46 入力