プルコギとは、ヤンニョムに漬け込んだ牛肉を、玉ねぎ、にんじん、えのき、しいたけなどの野菜とプルコギパンと呼ばれる専門の鍋で煮込むジューシーなお肉料理です。すき焼きに近いですが汁気が少なく、濃厚でこってりとした味わいが魅力です。牛肉だけでなく豚肉や、イカ、フグのプルコギもあるそうです。
一般的な材料
・すき焼き用の肉
・野菜{玉ねぎ・にんじん・えのき・生しいたけ・キャベツetc..}
・調味料
-濃い口しょうゆ
-砂糖
-梨のしぼり汁
-料理酒
-長ねぎのみじん切り
-おろしにんにく
-粉生姜
-コショウ
-ごま
-ごま油
プルコギの作り方
①野菜を切ります。
人参は細切り、ニラは5cmの長さに切り、玉ねぎは薄切りにします。
②大きめのボウルに調味料を合わせて混ぜ、牛肉を加えて手でよく
もみ込みます。さらに残りの野菜を次々に加えてさらによく混ぜます。
③ホットプレートまたはプルコギパン(プルコギ用の鍋)をよく熱してごま油を
しき、②を入れます。たまに混ぜながらじっくりいため煮します。
④肉に火が通って野菜がしんなりとしたら出来上がりです。
<ポイント>
結構水分が出ます。好みで煮詰めても良いですが、
食べている間に良い感じに煮詰まってきて 最終的には香ばしくなります。
プルコギとは
韓国の大衆的な焼き肉料理として、広く親しまれている料理です。「プル」(불)は「火」、「コギ」(고기)は「肉」の意味ですが、日本人がイメージする焼き肉よりは、むしろ日本のすき焼きに近いです。
醤油・砂糖・蜂蜜・清酒・ごま油などの調味料と、おろしたニンニクやショウガ、さらにナシやリンゴなどもおろして加えてよく混ぜたヤンニョムに、薄切り肉(牛ロース、ヒレなど)を漬けます。漬ける時間は肉の質やレシピなどにより30分~一晩と様々です。漬けた肉は玉ねぎ・長ねぎ・きのこ・春雨などと共に焼いて、あるいは煮て、好みによってはサンチュなどに包んで食べます。本場韓国では、炭火を使うことが多いそうです。
飲食店などではテーブルで、炭火を入れた真鍮製のプルコギパン(プルコギ専用の鍋)を使って調理されます。一般的にはプルコギパンは中央が盛り上がっており、周辺に溜まった肉汁に漬けながら中央で肉や野菜を焼き、煮ます。肉の脂も程よく落ち、溜まった肉汁等が蒸気となるため、肉がパサつかずに柔らかく焼きあがります。最初から鍋の縁にスープを張る店もあります。他にも、網で焼いたり、また平たい普通の鍋で煮て作ることもあるなど、地域や店、家庭によって調理方法はさまざまです。プルコギパン自体も材質・形状など多種多様に開発されています。
出来あがりはすき焼きに近いですが、単に肉野菜炒めのようなものや、具だくさんのスープ料理になることもあります。
肉は主に牛ロースやヒレなど赤身が使われ、豚肉を使えば「テジプルコギ」となります。ヤンニョムにナシ・リンゴ、さらに近年はキウイなどの果物を用いるのは、甘味・風味を加えると共に、肉を柔らかくするためです。また、肉を柔らかくするために、繊維を断ち切るような切り方をしたり、ヤンニョムに漬ける前に砂糖・清酒・ナシの果汁などを直接揉み込むといった工夫も加えられています。