テグタンの「テグ」とはタラのことで、このタラ(頭、身、肝、白子)、そしてセリ・豆もやし・ダイコン・ネギなどの野菜をニンニク・ショウガ風味のきいた真っ赤なスープで煮込む、韓国オリジナルのピリッと辛い鍋料理です。
一般的な材料
・生すけとうだら
・大根
・ねぎ
・春菊
・調味料
-しょうゆ
-酒
-粉とうがらし
-コチュジャン
-ごま油
-にんにく(すりおろす)
-すりごま(白)
-砂糖
・塩
テグタンの作り方
①すけとうだらは軽く洗い、水けをふき取ります。大根は皮をむき乱切りにし、
ねぎは斜めに切り目を入れ3cm長さに切り、春菊は3~4cm長さに切ります。
②調味料を混ぜ合わせます。
③鍋にすけとうだら(内臓以外)を入れて2を回しかけ、強火にかけます。
身がくずれないように気をつけながらざっとからめ(水を加えて煮る前に、
すけとうだらに調味料をよくからめ、全体に味を回しておきます。
こうすることで、味を含ませやすくなり、魚のくせも抑えられる)、
大根を加え、さらに全体を混ぜてからめます。
④フツフツとして焦げつきそうになってきたら水を注ぎ、中火で煮て、
煮立ったらアクを取り、火を弱めて5~6分間煮込み、ねぎを加えます。
⑤ねぎが柔らかくなったら、味をみて足りなければ塩少々で調えます。
すけとうだらの内臓を加えて程よく火を通し、春菊を加えてサッと煮立たせたら
出来上がりです。
テグタンとは
切り身の真鱈と野菜を、たヤンニョム(合わせ調味料)で味付けした辛いマダラのスープです。「テグ」は漢字で大口と書き、マダラのことを表します。
タラは、口が大きいことに由来し、大口魚(テグオ)とも呼ばれます。「タン」はスープです。貝や牛肉でダシをとり、切り身のマダラに加え、大根、モヤシ、長ネギ、青唐辛子、春菊、エノキ茸、豆腐などを用いてスープを作り、唐辛子やニンニク、ショウガをベースにしたヤンニョム(合わせ調味料)で辛く味をつけます。
また、日本語に由来するチリ(鱈ちりなどのちりが語源とされる)と呼ばれる調理法もあり、こちらは唐辛子を入れずあっさりと味を付けます。一品料理として食堂などで出されるほか、居酒屋、民俗酒場などの酒肴としても見かけます。
ユッケジャン(牛肉の細切りを入れた辛いスープ)に似た料理でテグタン(大邱湯)という料理があり発音が同じため混同されがちですが、まったく別の料理です。