テンジャンと呼ばれる韓国の在来味噌で味付けた鍋料理です。日本の味噌汁にも似ていますが、より具だくさんに作られ、またぐつぐつ煮立てるのが特徴です。韓国の味噌は煮立てても香りが飛ばず、むしろコクが増すとされています。具には手近な野菜を中心に、内陸部では山菜類が加えられ、海沿いの地域では海産物を入れて作られます。
一般的な材料
・スープ
-だし汁
-テンジャン (味噌)
-コチュジャン
-にんにく(みじん切り)
-牛肉細切り
-干し牡蠣
・具
-大根
-玉ねぎ
-じゃがいも
-しめじ
-エノキ
-ネギ
-青唐辛子
テンジャンチゲの作り方
①材料を小さめに切っておきます。
具はあってもなくても、他に好きな材料を入れて大丈夫です。
②お鍋に全ての材料を入れて煮込みます。材料が柔らかくなったら出来上がりです。
テンジャンチゲとは
味噌で味をつけたチゲです。「テンジャン」は味噌のことで、「チゲ」は野菜や肉、魚などを煮た鍋料理の総称です。テンジャンチゲよりも汁気の多いものは、「テンジャンクク」と呼ばれます。
イワシ、牛肉、アサリなどでダシをとり、ジャガイモ、豆腐、長ネギ、ホバク(カボチャの未熟果)、青唐辛子などの具を入れ、韓国味噌で味付けます。食堂などでは、「トゥッペギ」と呼ばれる1人前の素焼きの器で直接調理し、そのまま供されます。家庭料理としても一般的であり、またほとんどの食堂でメニューに名前が連ねられています。
焼肉店などでは肉を食べた後に、食事としてテンジャンチゲとごはんを食べることも多い
です。味噌で味をつけるチゲの総称であるため、海産物が入ると「ヘムルテンジャンチゲ」、牛肉が入ると「ソゴギテンジャンチゲ」というように、メインとなる材料によって名前が変わります。使われる食材は海産物から山菜類まで幅広いです。
類似の料理としては、チョングッチャンと呼ばれる味噌を使って作ったチゲがあり、味噌の名前をそのままとって「チョングッチャン」、または「チョングッチャンチゲ」と呼ばれています。