豚の骨の中でも、しっぽと背骨を長時間ぐつぐつ煮込んだスープをベースに、粉唐辛子とゴマ、ニンニクでピリッと辛みのあるコクスープを作り、それにネギやエゴマの葉、ぶつ切りのジャガイモ(カムジャ)を入れて煮た鍋です。
一般的な材料
・スペアリブ
-スープ
-白ねぎの青い部分
-にんにく
-しょうが(チューブでOK)
-水
・野菜{ジャガイモ・白ねぎ ・えごまの葉・ニラ}
・コチュジャン
・醤油
えごまの粉(なければすりごまでOK)
カムジャタンの作り方
①スペアリブを2、3分湯がき、水で汚れを洗い落とします。
②圧力鍋にスペアリブとスープを入れて、30分間圧をかけます。
③野菜の準備しておきます。食べやすい大きさに切ります。
④ ②の圧が下がったら、白ねぎの青い部分を取り出し、ジャガイモと白ねぎ、コチュジャン
醤油 を入れて、再び2分間圧をかけます。
⑤圧が下がったら、ケンニプとニラ、えごまの粉(すりごま)を入れて出来上がりです。
<ポイント>
ジャガイモの大きさによって、圧をかける時間を調節しましょう。
コチュジャンまたは、粉唐辛子でお好みの辛さにしてください。
カムジャタンとは
豚の背骨とジャガイモを煮こんだ鍋料理で、「カムジャ」はジャガイモ、「タン」は鍋料理です。「カムジャクク」とも言います。
豚の背骨を長ネギ、ニンニク、ショウガなどの香味野菜とともに長時間煮込み、そのスープに塩、唐辛子、味噌などで味付けをして作ります。
具には煮込んだ豚の背骨、下茹でをしたジャガイモなどを加えます。そして、エゴマ、ゴマの葉を匂い消しのため大量に使用し、また唐辛子も大量に加えるため、豚特有の臭みはほとんどありません。
一般の食堂でカムジャタンを出すところは少なく、主に専門店でのみ食べられるメニューです。焼酎によく合うとされ、鍋を囲みながら酒を飲んでいる姿は韓国でもよく見かけられます。具をすべて食べ終えた後には、残ったスープにご飯を入れて、「ポックンパ」として炒めて食べるのが美味しいです。
類似の料理としては、同様のスープに豚の背骨、菜っ葉などを具として入れた1人前料理の「ピョタギヘジャンクク」があります。