溶いた卵に昆布ダシを加え、ネギ、ニンジンなど好みの野菜を加えて蒸し、味付けは塩、またはアミの塩辛を用いるというシンプルな料理で、日本の茶碗蒸しに似ています。
一般的な材料
・たまご
・ねぎ
・だし汁
・アミの塩辛
・ごま油
ケランチムの作り方
①卵を溶きだし汁と合わせます。この後一度漉すと良いです。
② ①にアミの塩辛とねぎを加えます。
③トッペギ(石釜)に②を流し入れ、最初強火で熱しフツフツしてきたら弱火にして、
はしでかき混ぜながら火を通します。
④おおよそ火が通ってきたら火からおろして触らず放置し出来上がりです。
最後にごま油をまわしかけると美味しいです。
ケランチムとは
溶き卵に野菜などを加えて蒸した料理で、「ケラン」は卵、「チム」は蒸すです。日本の茶碗蒸しに似ています。溶いた卵に昆布ダシを加え、ネギ、ニンジンなど好みの野菜をみじん切りにして加えて蒸します。鍋に入れて直接火に掛けて作るもので、蒸す調理法と焼く料理法が合わさったような不思議な作り方の料理です。日本の茶碗蒸しは泡が立たないように慎重に火加減を調整しますが、韓国の料理法は泡が立って当たり前で、逆に空気がタマゴ液に入り込むことを利用してふわふわに仕上げます。食卓に鮮やかな彩りも加え、見た目にも楽しいサイドメニューです。味付けは塩、またはアミの塩辛を用いります。
主に家庭で作る料理ですが、民族酒場などで酒肴として出されるほか、食堂によってはパンチャン(副食)として出てくることもあります。
中はふわふわのスフレ状です。しかし冷めるにつれて空気が抜け、しぼんでしまいます。早めに食べましょう。