カンジャンケジャンとは、ニンニクなどの野菜を刻みいれた醤油ベースのタレに漬けて熟成させた"カニの醤油漬け"です。ご飯のおかずとして食べてもいいし、もともと醤油ベースの濃い目味なので、お酒のおつまみにもぴったりな一品です。
一般的な材料
・ワタリガニ
・ネギ
・ヤンニョムの材料
-水
-だし昆布
-醤油
-砂糖
-ニンニク
-しょうが
カンジャンケジャンの作り方
①ヤンニョム材料をお鍋に入れ、沸騰したら昆布を取り出し、強火で20分煮ます。
②20分したら火を止め、常温で冷まします。
③ネギを5センチにカットし、更に縦に半分に切ります。
④生きたワタリガニとネギをタッパーに入れます。
⑤冷ましたタレをワタリガニの上から、たっぷりかけます。
⑥タッパーにふたをし、冷蔵庫で2日間置いて出来上がりです。
<ポイント>
スライスしたレモンを一緒に入れると香りもよくなります。
生きたワタリガニは、ハサミの力が強いので、出来れば輪ゴム等でハサミを括るようにお店屋さんに頼んでおくと安全です。
カンジャンケジャンとは
カニの塩辛で、「ケ」は韓国語でカニ、「ジャン」は醤という漢字語を表すます。「ケジョッ」とも呼ばれます。
カンジャンケジャンとヤンニョムケジャンの2種類があり、前者は生きたカニを壷などの容器に生きたまま入れ、ニンニク、ショウガ、糸唐辛子、ゴマなどを入れ、鍋にかけて沸騰させた醤油を注いで作り、後者は醤油、ニンニク、ショウガ、粉末唐辛子、砂糖、水飴、ゴマ油などを混ぜ合わせた辛い薬味ダレに漬け込んで作ります。ケジャンに使用されるカニはワタリガニが一般的ですが、ケガニ、イシガニ、シナモクズガニなど地域によって幅広い種類が使われています。冬場には、卵を持つオスのカニで作るといっそう美味しいです。
食べるときは、殻がついたままなので殻を歯で噛み砕き、中の身を吸い出すようにして食べます。食べ終わったカニの甲羅にご飯を入れて食べるのも通な食べ方です。カニ特有の甘みが生きる一品です。とろっとした口当たりが好まれます。
刺身専門店などで一品料理として出されるメニューですが、専門店も多いです。
ソウルでは新沙洞(シンサドン)、方背洞(パンペドン)などに専門店が集まっています。