白菜のキムチです。単に「キムチ」と称した際はこの白菜キムチを指すことが多く、他のキムチに比べ手間暇かかりますが、作っておくと様々な料理に使えるキムチの王様です。
一般的な材料
・白菜
・塩
・ヤンニョム
-大根
-人参
-塩
-砂糖
・荒挽唐辛子
・粉唐辛子
・おろしにんにく
・おろし生姜
・イカの塩辛
・アミエビの塩辛
・ナンプラー
・砂糖
・白ねぎ
・たまねぎ
・にら
・りんご
キムチの作り方
①下準備をします。
・白菜は根元の大目に塩をして塩水に約8時間漬け、流水で塩水を洗い流して
約3時間水気を切ります。
・白菜の水気を切ってる間にヤンニョム(キムチの素)の材料を切ります。
・大根は5mm角の5cm人参はそれより細めに切り塩と砂糖をまぶしておきます。
・たまねぎ薄くスライスし白ねぎは小口切り、ニラは5cm、
にんにくと生姜・林檎はすりおろします。
②大根と人参は水気を軽く絞りその他の材料と混ぜ合わせて
ヤンニョムの出来上がりです。
③一番下の葉を残しすべての葉の裏表にヤンニョムを塗りこんでいきます。
もみ挟み込むように葉の間に入れます。
④一番下の葉で他の葉を包むように丸めて軽く空気を抜く感じにして一塊にします。
全てを樽やタッパに入れて隙間が開かないようにし、
(空気を入れないように)一番上にラップで空気に触れないようにして蓋をし、
出来上がりです。
⑤出来上がったキムチは、1日常温で置きその後は冷蔵庫へ2~3日で食べれますが、
1週間ぐらいから食べごろになるように思います。
保存状態がよければキムチは腐りにくく長期保存が可能です。
切ってしまうと発酵が早まりますので食べる分を切り分け、
なるべく空気を抜いて保存したほうが良いと思います。
キムチとは
朝鮮の漬物の総称で、沈菜(チムチェ)とも書きます。辛いとされる朝鮮料理のなかでの代表格で、朝鮮の食生活に欠かせないものであり、ご飯には必ずキムチとスープがセットになっています。
本来はキムジャンに漬けこむ冬のキムチでしたが、現在はいつでも白菜を入手出来るので、一年中楽しむことが出来ます。韓国では必ずと言っていいほど、どこの家庭にも常備されているキムチで、韓国家庭料理の核にある存在です。
作り方は、地方や家庭により塩辛お種類を変えたり、香味野菜の取り合わせ方に変化をつけたりなど、様々です。漬けるとき落し蓋をして密閉はしますが重石はしません。キムチに唐辛子が用いられるようになったのは17世紀の後半頃からで、この頃からキムチの作り方が多様になりました。それまでは薬味にニンニク、サンショウ、ショウガを用いて主に塩だけの単純なものでした。
キムチの種類はきわめて多く、百種類以上にもなります。主なものは、白菜キムチの他に、ダイコンの角切りのカクテギ、キュウリのオイキムチ、野菜を丸漬けにしたトンギムチや、漬け汁も飲める水ギムチなどがよく作られます。秋の野菜の収穫時には、冬に備えてのキムチ作りが各地で一斉に始まります。キムジャンと呼ばれる朝鮮の年中行事であり、これが終わらないと冬は越せないとされる初冬の風物詩です。冬以外のキムチは浅漬けが多く、水分たっぷりのよく漬かったキムチには、乳酸菌やビタミンが多いので、飯とキムチだけという粗食で庶民の健康を支えた食べ物でもあります。
近年、日本でも朝鮮料理のキムチは普及し商品化され、スーパーやコンビニでも見かけるようになりました。