宮廷料理のキムチの一つです。大根のキムチで、大根をさいの目に切って作ります。
歯触りがよくさっぱりとした味わいのキムチです。
一般的な材料
・調味料
-粉唐辛子
-アミの塩辛
-白ネギ
-にんにく
-生姜
-いりごま
-梨
・大根
・塩
カクテキの作り方
①大根は皮をむいて2cm角に切り、全体に塩を振り混ぜます。
②調味料をもぜ合わせます。
その間に①を10分ほど置き、ざるにあげて水気を切ります。
③水を切った大根に調味料を混ぜ、もみこみます。
④ ③を密封容器に入れ、夏場はすぐに、冬場は1,2日置いてから冷蔵庫に入れます。
<ポイント>
食べごろは、3,4日後から2,3週間までです。
カクテキとは
宮廷料理として作られ始めたキムチです。大根キムチの中で一番親しまれていて、歯触りの良さが特徴です。
キムチ用に使われる韓国在来種の大根と日本の大根とは、形状も味も大きく異なります。韓国在来種の大根は、長さが20cm前後のかなり小ぶりなもので、形は下ぶくれになっています。首の部分は日本の青首大根と同様に青くなっているのが特徴です。日本の大根の水分含有量が94%前後なのに対し、韓国の大根は90%強とかなり少なめです。日本の夏場の大根はさらに水分が多いので、注意が必要です。キムチ用に使うには、良くしまったものを準備することが望ましいのですが、水分が多い場合には1,2日ほど干してから使うようにしましょう。
韓国でキムチを美味しく作るには、誠意と真心が大切と言われています。おいしく漬かるように丹精こめて作るのが一番大切なのです。と同時に、キムチを思い通りの味に仕上げるにはかなりの経験を要すると言われます。思い通りとまでいかなくても、おいしく漬けるにはここの材料の特性や選び方、さらには漬けこみ方のコツや保存の方法を知ることが大切です。また、キムチ作りの基本的な手順を覚えると様々な野菜を使い、キムチを漬けることが出来るようになります。