コチュジャンは、朝鮮半島でよく使われる調味料です。もち米麹、唐辛子の粉などを主原料とする発酵食品で、日本では唐辛子味噌とも呼ばれる味噌の一種です。
唐辛子による赤みを帯びた色で甘辛い味が特徴です。
一般的な材料
醤油
味噌
砂糖
ごま油
粉とうがらし
コチュジャンの作り方
①味噌、醤油、砂糖、ごま油を鍋に入れよく混ぜながら火にかけます。
②全体に沸騰してきたら火からおろし、粉唐辛子を加え冷まし出来上がりです。
コチュジャンとは
韓国独特の調味料で、韓国に唐辛子が伝来した17世紀以降に作られ始めました。今や韓国料理には欠かせない物です。韓国では、味噌や醤油は市販品を使っていても、コチュジャンだけはほとんど家庭で作られています。「コチュジャンにカビが生えると不吉なことが起こる」と言われるほどコチュジャン作りやその保存には気を使います。
コチュジャンにはもち米粉、粉唐辛子、麦芽粉、麩を材料とし塩で味を調え、発酵させて作ります。もち米粉でなく、米粉や小麦粉などでも作られますが、もち米粉を使ったものがもっとも味が良く高級とされています。
鍋、煮物、和え物などに頻繁に使い、旨みとコクを出します。また、フェ(刺身)の付けだれに使ったり、ビビンバや炊き込みご飯に少量入れて食べたりします。
市販の麩味噌と粉唐辛子を使ってもコチュジャンを作ることが出来ますが、風味は劣ります。簡単にできるのでコチュジャンが手に入らない場合の代用品です。