アズキ粥です。柔らかく茹でたアズキをつぶし、モチ米とともに煮て粥にします。
白玉や餅などを浮かべることもあり、日本のおしるこに比べると甘さが少なくアズキそのものの味が強いのが特徴です。
一般的な材料
・お米
・あずき
・塩
・水
パッチュクの作り方
①小豆は水に2時間浸けてから煮、米は2時間ほど水に浸けます。
②小豆は水を入れてから柔らかくなるまで煮込みます。
③茹で小豆は裏ごしをします。
④鍋に浸けたお米と水を加えて弱火にて30分かき混ぜます。
⑤ ④に③を加えて10分ほど中火にてかき混ぜます。
⑥塩で味を調えて、出来上がりです。
パッチュクとは
「パッ」はアズキ、「チュク」は粥です。「タンパッチュク」(甘いパッチュク)とも呼ばれます。柔らかく茹でたアズキをつぶし、モチ米とともに煮て粥にします。白玉や餅などを浮かべることもあります。日本のおしるこに比べると甘さが少なく、アズキそのものの味が強いです。
アズキ粥は病気の鬼神を退治する力があるとして、上元(陰暦1月15日)、三伏(夏季の庚日)、冬至の行事食としても食べられ、その中でも特に冬至に食べるパッチュクは有名です。この日に食べるパッチュクをトンジ(冬至)パッチュクと呼びます。この日を越すと、一つ年を取るとして、お粥の中に入れるお団子を年齢の数だけ食べる慣わしがあります。また、このお粥を家のあちこちに少量ずつ置くと、厄を防ぎ、鬼を追い払うと言われています。
主に家庭で作られる料理ですが、市場の露店でホバッチュク(カボチャ粥)などとともに売られることも多いです。インスタントやレトルトのパッチュクも多く発売されています。