油を使わず、茹でた豚バラ肉や、肩ロース肉を薄切りにし、塩漬けにした白菜やサンチュ、エゴマの葉などの葉野菜で包んで食べる料理です。
豚肉を茹でる際には、味噌や香味野菜、漢方薬などを一緒に煮込んで香りをつけることが多いです。茹でずに蒸し器で蒸し上げる調理法もあり、健康志向の女性に大人気のヘルシーなメニューです。
一般的な材料
・豚バラ肉ブロック
・味噌 お酒 塩 玉ねぎ 長ネギ 生姜 ニンニク
・キムチ
・サンチュ
・エゴマ
・サニーレタス
・韓国の味噌もしくは普通の味噌
ポッサムの作り方
①鍋に、豚バラ肉ブロック・味噌・お酒・塩・玉ねぎ・長ネギ・生姜・ニンニクを入れ、
肉が浸るくらいの水を入れ強火にかけます。
②沸騰したらあくを取り、落とし蓋をして、弱火で50分ぐらい茹でます。
③茹で上がったら火を止め、冷めるまでそのまま置いておきます。
④冷めたら、肉を取り出し食べやすい大きさに切り、盛りつければ出来上がりです。
⑤サンチュ・エゴマ・サニーレタスにキムチや味噌と一緒に包んで食べます。
ポッサムとは
茹でた豚肉を、キムチをメインに葉野菜に包んで食べる料理です。もともとポッサムとは、風呂敷状のもので包むという意味を表す言葉で、葉野菜などで包むことから名付けられました。韓国では韓定食の前菜の一品として出されたり、お酒の席でのおつまみなど、老若男女を問わず幅広く愛されている料理です。
茹でたり、蒸した豚肉を薄切りにし、茹でた白菜、サンチュ、ゴマの葉などの葉野菜の上にのせ、味噌、アミの塩辛などで味をつけ、キムチ、ニンニク、青唐辛子なども好みで一緒に包みます。豚肉とキムチの相性は最高で、この上ない相性の良さなんだそうです。
韓国料理で肉料理と言えば、「焼肉」、「プルコギ」のように焼いたり、味付けをして煮込む調理方法が広く知られていますが、ポッサムは他の肉料理とは違って、油を使わず、茹でているので、豚のさっぱりとした口当たりがヘルシーで美味しいと人気を集めています。昔はおかずの一部として食堂に並ぶことが多かったそうですが、今は主に専門店で食べるメニューで、チェーン店も増えてきました。
類似の料理としては、葉野菜でたくさんのおかずや、ご飯を包んで食べる「サムパプ」があります。