豚の三枚肉の焼肉で、韓国では非常にポピュラーな豚肉料理です。脂を落としてカリカリに焼いたお肉をサンチュやエゴマの葉といった葉野菜で包み、味噌やネギの和え物とともに味わいます。炒めたキムチやニンニクと食べたり、塩を混ぜたゴマ油につけても美味しいです。

一般的な材料

・豚バラ肉 
・野菜｛ながねぎ・エゴマ・サンチュ・とうがらし・青とうがらし・おろしにんにくかにんにく｝ 
・たれ１｛塩・コショウ・ごま油｝ 
・たれ２｛味噌・コチュジャン｝

サムギョプサルの作り方

①にんにくを薄くスライスします。

②ねぎの白い部分を５cmほど切り、白い部分に縦に切りこみを入れ、
　白い部分だけはがして広げ、千切りにします。

③豚バラ肉を焼きます。

④サンチュに焼いた豚バラ肉をのせ、お好みの野菜・コチュジャンをのせ包んで食べます。

＜ポイント＞
豚肉は焦げ目がつくようにカリカリに焼くと美味しいです。

サムギョプサルとは

韓国の焼き肉料理の中で最もメジャーな大衆的料理です。美容食として女性にも人気があり豚肉のコラーゲンと生野菜を一度に取れるので健康にも良いと人気があります。

サムギョプサルとは、味付けしていない豚の三枚肉を厚めにスライスし、鉄板上で表面がカリッとなる程度に焼きます。特徴は、斜めになっている専用の鉄板で焼くことです。
ジンギスカン鍋のように中央が盛り上がっているタイプのものもありますが、これは余分な脂身を落とすためです。焼けたお肉は、岩塩を溶いたごま油につけたり、青唐辛子のスライスやネギの和え物、生もしくは一緒に鉄板上で焼いたニンニク、少量のサムジャン（味付け味噌）や白飯などと一緒にサンチュやエゴマの葉などに巻いて食べます。各自で自由にアレンジできるようにするため、サムギョプサル以外にも、食卓上に調味料や葉菜類を用意するのも定番です。
それまで大衆的な焼肉だったサムギョプサルでしたが、10年前あたりからワインに漬け込んだ「ワインサムギョプサル」や各種ハーブを使って香り付けをした「ハーブサムギョプサル」が、江南などソウルの人気スポットに登場したファッショナブルな店で、提供されるようになると、新たなイメージで若者を中心に人気を拡大することになりました。このような新しいスタイルのサムギョプサルの登場により、スタンダードなサムギョプサルにも、肉塊から焼き始めてスライスしたり、キムチを同時に焼いたりすることが定番になりつつあるなど、変化が生じてきています。

外食産業では新規参入した店が差別化のために新しいサムギョプサルを開発することから多様化が進み、最近では、ワインサムギョプサル、ハーブサムギョプサルの他、緑茶サムギョプサル、コチュジャンサムギョプサル、トックサムギョプサル、チーズサムギョプサル以下のようなものが登場しています。これらのほとんどは新大久保で実際に食べることが出来ます。