唐辛子やニンニク、しょうが、砂糖などを混ぜた真っ赤なソースに漬けたワタリガニのことです。
食べ方は、甘くてやわらかいカニの身を吸ったり、殻ごと食べて後で殻だけ出したり、カニの身を根こそぎ食べます。
一般的な材料
・ワタリガニ
・調味料
-ネギ
-玉ねぎ
-コチュジャン
-コチュカル
-おろしニンニク
-青唐辛子
-醤油
-砂糖
-塩
ヤンニョムケジャンの作り方
①ワタリガニは、甲羅をはがしカニ味噌をボールに取っておきます。
②胴体を1/4にカットし、キッチンペーパーで水気を取っておきます。
③調味料を混ぜ合わせたれを作ります。
④大きなタッパーかボールに、ワタリガニを敷き上からたれを塗ります。
その上に更にカニを敷き、たれを塗ります。
これを繰り返し、何層にも重ねます。
このままフタをし、1時間冷蔵庫に入れて出来上りです。
ヤンニョムケジャンとは
カニの塩辛で、「ケ」は韓国語でカニ、「ジャン」は醤という漢字語を表すます。「ケジョッ」とも呼ばれます。
カンジャンケジャンとヤンニョムケジャンの2種類があり、前者は生きたカニを壷などの容器に生きたまま入れ、ニンニク、ショウガ、糸唐辛子、ゴマなどを入れ、鍋にかけて沸騰させた醤油を注いで作り、後者は醤油、ニンニク、ショウガ、粉末唐辛子、砂糖、水飴、ゴマ油などを混ぜ合わせた辛い薬味ダレに漬け込んで作ります。ケジャンに使用されるカニはワタリガニが一般的ですが、ケガニ、イシガニ、シナモクズガニなど地域によって幅広い種類が使われています。冬場には、卵を持つオスのカニで作るといっそう美味しいです。
食べるときは、殻がついたままなので殻を歯で噛み砕き、中の身を吸い出すようにして食べます。食べ終わったカニの甲羅にご飯を入れて食べるのも通な食べ方です。カニ特有の甘みが生きる一品です。とろっとした口当たりが好まれます。
刺身専門店などで一品料理として出されるメニューですが、専門店も多いです。
ソウルでは新沙洞(シンサドン)、方背洞(パンペドン)などに専門店が集まっています。